ジムカーナ特有のテクニックといえば、サイドターンでしょうか。
最初のうちは、とにかくターンしたい!って思うんですけど、なかなか最初のコツが掴めなくて苦労した覚えがあります。
ということで、今回はサイドターンについて持論を展開したいと思います。
初めに断っておきますが、私も速いターンはできません。
180度以上のターンも、ろくずっぽ回れません。
ただ、ターンの第一歩で行き詰まっている人に何かヒントがあれば…と思ったので、恥を覚悟で書きます(笑)
あと、私はFFの車しか乗ったことがないんで、基本的にFF車について書いていきます。
サイドターンもコーナリングだ
いきなりなんだって話ですが…
パイロンを回る時、(同じ速度なら)当然ながら回転半径が小さくなればなるほど速く曲がれますよね?
しかし、ハンドルをフルロックにしても、普通にリアタイヤがグリップして追従している限り、車の最小回転半径には限界がある。
そこで、車の限界を超えた小さい回転円を描いて、パイロンを回っちゃおうっていうのが、サイドターンの目的なんじゃないかと。
だから、綺麗に速いサイドターンをするには、リアタイヤを綺麗に追従させることが重要なんじゃね?と思うわけですよ。
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素人のくせに小難しいこと言うんじゃない
はい、すみません(;´Д`)
まあ、上には小難しいことを偉そうに書いてますが、簡単に言えば、
勢いで車を吹き飛ばすようなターンは、サイドターンじゃねぇ!
ってことです。
サイドターンする時、ドリフトみたいに車を吹っ飛ばすイメージでパイロンに突っ込んでません?
そんなやり方だと、ただ横向きにパイロンに突っ込んでるだけですよ。
進入〜脱出のラインはめちゃくちゃになるし
タイヤが引っかかるように進入するから、無駄に失速するし
姿勢がグジャグジャになるから、立ち上がりが遅れるし
下手したらパイロン横で一時停止するし
そもそも綺麗にリアタイヤがロックしないし
勢いだけでサイドターンをしようとするんなら、サイドなしで普通に回る方が何倍もマシって感じ。
じゃあどうしたらいいんだよ
⇨しっかりとブレーキングをしながら進入する。
これがないと始まりません。
最初に書いたとおり、サイドターンはコーナリングの一手段です。
ターン前にもちゃんとブレーキを入れて、フロントのバネとタイヤをしっかり潰して、グリップ走行でパイロンをクリアしましょう。
ちゃんとしたコーナリングができないと、綺麗なサイドターンはできません。
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リアがロックする感覚を身に着けよう
続いては、リアタイヤのロックのさせ方。
こちらも、キモになるのはブレーキです。
ガツンっとブレーキを入れて、フロントに荷重を乗せてやらないと、リアタイヤはロックしません。
といことで練習してみよう
まずは、真っ直ぐの状態でリアタイヤをロックさせてみましょうか。
ギアをローに入れて、40km/hくらいまでスピードが出たら、ガツンっとブレーキを入れます。
※躊躇せずガツンといっちゃってください。
で、ブレーキを入れて1秒経つか経たないかくらいのタイミングで、サイドブレーキを一気に引きます。
※一気に引くのが大事。じわじわ引いたら、綺麗にロックしません。
すると、リアタイヤがザーーーー……っとロックします
※エンストしそうになったらクラッチ踏んでね。
ここで綺麗にロックしなかったら、どこかに原因があります。
サイドを引くタイミングや、フットブレーキの強さなど、条件を変えながら試行錯誤してみましょう。
上手くロックしない人を見ると、サイドを引くタイミングが早すぎる(=フロントに荷重が乗りきる前にサイドを引いちゃう)っていう人が多かったように思います。
まあ、繰り返し練習したらそのうちできるんで、頑張りましょう。
考えるのも結構練習になるもんです。
ちなみに、サイドブレーキを引いても減速すらしないって場合は、そもそもサイドブレーキの調整ができていない可能性が大きいので、調整をしてから出直しましょう。
※調整方法はこちら⇒サイドブレーキ調整をしよう
次はハンドルを入れてみる
さて、真っ直ぐでリアロックできました?
あとは、ハンドルを切ってアクセルを入れてやれば、車はクルッと回ります。
イメージ的には、
進入⇨ブレーキ⇨サイドブレーキ⇨ハンドル⇨アクセル⇨サイドブレーキリリース……かな?
文字に起こすと難しいな(´-﹏-`;)
簡単に書いてますけど、
サイドブレーキを引くのが、早すぎても遅すぎても綺麗にリアロックしないし、
ハンドル切りすぎたりサイドブレーキのリリースが遅れたりするとスピンするし、
アクセル開けすぎるとタイヤが空転するし
数秒の操作の間にも、ポイントが沢山あるのです。
そして、ここが難しいし、私も上手いことできないというね(;´Д`)
速く走るって難しい…。
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サイドターンの練習をする時の注意点
と、これまで練習方法(?)について書いてきましたが、幾つか注意点を。
練習は安全な場所で
当然ですが、公道でこんな練習しないように。
サーキットとか、ジムカーナの練習場とか、安全な場所で練習しましょう。
サイドターン用パッド/シューは必須
サイドターンには技術も大事ですが、道具も大事です。
サイドターン用パッド/シューがあるのと無いのとでは、ロック率に雲泥の差があるので、ジムカーナをするのであれば、リアパッド/シューの交換を強く強く強くお勧めします。
綺麗にロックしなかったら、ターンを諦めるのも手
いざパイロンに進入したけど、リアがロックしなかった!って時は、普通にグリップで曲がるのも一つの手です。
ロックしないまま無理やりサイドブレーキを引いても、ただタイムロスするだけです(リアブレーキが無駄な抵抗になるだけ)。
あと、ドラシャにもよろしくない。
デミオだと折れるかもよ
というわけで、綺麗にリアロックしなかった時は、大人しくサイドブレーキをリリースして、グリップで回るのも一つの手だと思います。
まあ、上級者の方はそこからターンに持ち込めるのかもしれませんけどね。
練習次第なのかな。ま、その辺は臨機応変に(逃げ)。
というわけで、今回はサイドターンのお話。
文字ばっかりで、非常に見にくいね。
あんまり偉そうなことは言えませんが、少しはヒントになったかな(苦笑)
一番大事なのは…
練習を繰り返すことやで。
アディオス(`・ω・´)ゞ