さて、組立て編です。
⇨分解編はこちら ドライブシャフトアウタージョイントキット整備録 〜分解編〜
分解と逆手順なだけなんで、ちゃっちゃと行きます。
1、アウターキットのシャフトに、インナーブーツバンド(小)&インナーブーツを通す
ブーツバンド(小)→インナーブーツの順番で通します。
ブーツバンド:ブーツを止める金属バンドね。
ここを間違えたら後でエライことになります(⇦経験者)。
インナージョイントの部品を付けた後では、ブーツ・ブーツバンドをつけることができません。
なので必ず、ブーツバンド(小)⇨ブーツの順で最初に部品を通しておきます。
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2、アウターレースを通す
インナーレースを入れたる前に、アウターレースを通しておきます。
※ここも順番を間違えると、あとで面倒です。
インナーを付けた後にアウターを通すことはできません。
組み上げた後に気づいたアホがここにいます(;´∀`)
3、インナーレースを通し、Cリングをつける
バンド(小)⇨ブーツ⇨アウターレースとシャフトに通したら、次はインナーレースを挿し込みます。
インナーレースは上下の向きがありますが、入るようにしか入りませんので、あまり心配しなくても大丈夫です。
※逆に挿すと、Cリングの溝が隠れてしまいます。
※薄くグリスを塗っておくと入りやすいと思います。

インナーレースが入ったら、Cリングを取り付けます。
※写真を撮った時には気づいていませんが、ブーツを入れ忘れてます(;´д`)
マジで悲劇だった…
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4、グリスを塗り、ベアリングボールを取付ける
さて、インナーレースが固定できたら、下からアウターレースを引き上げ、インナーの上にかぶせます。
そして、ボールが入る部分とインナーの溝の位置を合わせ、ボールを取付けます。

見えにくいですが、辛子味噌みたいなグリスの向こう側にはボールが入っています。
薄くグリスを塗る⇨ボール取付け⇨グリスでフタていうイメージで作業すると、結構簡単にできました。
5、ジョイントのケースを取付ける
さあ、いよいよジョイントを形にしていきます。
ジョイント部分が完成したら、ケースの内側にもグリスを塗り、真っ直ぐ挿し込みます。
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6、ドラシャブーツを装着
ここまできたら、ほぼ完成です。
予めシャフトに通しておいた(…通してますよね?)ブーツを引き上げ、カップにかぶせます。

そして、ケース・シャフトの溝部分とブーツの位置を合わせ、バンドで固定します。

嬉しいことに、ブーツバンドは特殊工具なしで取付けられます。
ブーツを締め込むようにバンドの端を畳み込み、カシメて終わりです。
※カシメ部分の角が鋭いので、必ず手袋をして作業してください。
7、外側を洗浄
さて、これでドラシャの形になったはずです。
…が、恐らくシャフト中グリスまみれになっているんじゃないでしょうか(私はなってました(苦笑))
なので、パーツクリーナーで全体を脱脂しましょう。
そして…

完成じゃあ!
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8、余談
以前に書いたとおり、新品シャフトの動きは非常に渋いです。
しかも、アウタージョイントは非分解式(;´д`)
そのため、私はショップさんにアウターのオーバーホールをお願いしました。
これで少しはシャフトの寿命が伸びる…と信じています。
※ショップの方によると、純正状態ではグリスがちょろっとしか入っていなかったそうです。
…もうデミオ手放しますけど。
あと、工具について。
今回使用したCリングプライヤーはこちら

このプライヤー、頭の部分を変えると、リングを開く・閉じる両方使えるぜベイベーって代物。
しかし、まぁーーーこれがクッソ使いにくい。
力を加えたら頭の部分がぐらつくし、ずれるし、作業効率が悪いったらありゃしない。
安いと思って買ったら大失敗しました。
ということで、工具はしっかりした物を使いましょう。
今回は開く用プライヤーがあればOKなので、開く専用品を使ったほうがいいですよ。
そんなこんなで、今回の記事が15MB被害者オーナーさんの参考になれば幸いです。
(どっか強化品出してくれたらいいのに・・・)
アディオス(`・ω・´)ゞ