今回もデミオネタです。
インプレ記事にも書きましたが、デミオのドライブシャフトは非常に華奢です。
となると、悲しいかな必然的にドライブシャフトの交換が必要となります。
これをお店に頼むと、工賃がかかってしまう・・・。
というか、そもそもサーキットで折れたら自分で対処しないといけない。
というわけで、今回はドライブシャフト交換の手順でも書いていこうと思います。
あくまで初心者目線で書きますので、詳しい方には退屈な内容かも。
【注意!】
・整備はあくまで自己責任でお願いします。
・整備をする時は、必ず車をリジットラック(ウマ)にかけてください。
絶対にジャッキだけで作業しないように。
・途中でわからなくなったら、引き返せる段階で作業を止めてプロに任せましょう。
諦めるのも一つの賢い選択です。
・できたら、友達を呼んで複数人で作業しましょう。
ではでは・・・・
今回の工具はこちら

・14㎜、17㎜のボルト・ナットを緩める道具
⇒ショックのとナックルを分離する際に使います
・32㎜のディープソケット
センターナットを緩めます
・1/2インチのロングスピンナーハンドル&エクステンションバー
⇒センターナットを緩めます
・タイヤレバー
⇒ドラシャをミッションから抜く時に使います
・マイナスドライバー
・(写真撮り忘れたけど)オイル受け
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1、センターナット・タイヤを外す
センターナットを外し、タイヤを外します。
※センターナット:ナックルのど真ん中、ドラシャを止めているナット。
ちなみに、ドラシャの頭が結構出ているため、ディープソケットじゃないとナットに上手いことはまらないと思います。
2、ショックから付属部品を外し、ボルトを緩める
タイヤが無事に外れたら、まずはショックから付属部品を外します。
※私の車両は車高調を組んでいるため、純正ショックや他社製ショックの場合、若干勝手が違うかもしれません。

ABSセンサー(青丸) → ゴム部品とクリップをはめ込んでいるだけなので、手で外せます。

ブレーキホース(赤丸) → ストッパーをマイナスドライバーで矢印方向にこじって外し、ホースをフリーにします。
で、付属品が外れたらショックのボルトを緩めます。

全て緩めるとこんな感じになります。
※まだボルトは抜かない。
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3、ハブからアウタージョイントを抜く
全てのボルトが緩んだら、ナックル全体を支えながらショックのボルトを抜き、ナックルをフリーにします。
※ボルトと一緒に気を抜いていると、ナックルがガタンっと落ちるのでご注意を。
※ボルトが抜けにくい時は、ナックルを持ち上げたりしてボルトにテンションがかからない位置を探してみてください。

続いて、ナックルを手前に倒して、ドラシャを上に逃がしながら…
※ブレーキホースに変なテンションが掛からないように注意。

シャフトをハブから抜きます。
※軽い知恵の輪状態ですが、そんなに難しくはありません。
シャフトとハブが固着して抜けにくかったら、ハンマーで軽く叩いてやると抜けると思います。
4、アンダーカバーを外す
写真省略(笑)
ボルトとクリップでカバーが固定されているので、根気強く外してください。
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5、ミッションケースからドラシャを抜く
ここで車の下に潜り込みます。

すると、こんな光景が広がるはず(笑)
ここで、先にミッションの下にオイル受けを準備しましょう。
続いて、写真のオレンジ〇部分、ミッションケースとドラシャの隙間にタイヤレバーを差し込み、レバーをこじるようにしてドラシャを抜きます。
※カコンっという手ごたえがあればオッケーです。
※雑にこじると、ミッションケース側のオイルシールを傷める可能性があるので注意。
6、ドラシャを抜き出す
アウタージョイントをハブから抜き、インナージョイントもミッションケースから抜いたら、いよいよドラシャを抜き出します。
車の下から這い出し、ナックル側からゆっくりとシャフトを摘出してください。
狭い隙間を通す必要がありますが、別に難しい作業じゃないと思います。
また、この際に新しいドラシャを近くに用意しておいてください。
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7、新しいドラシャを刺す
さあ、古いシャフトが抜けました。
この間にもオイルが垂れ続けていると思いますので、さっさと新しいシャフトを差し込みましょう。

シャフトを抜いた時と同様に、ナックル側からシャフトをミッションに差し込みます。
ドラシャには抜け防止のCリングが付いているため、カコンっという手ごたえがあるまでしっかりと差し込みます。
しっかりと刺し込んだら、アンダーカバーを付けるのを忘れずに。
8、アウタージョイントをハブに刺し込む
外した時と逆の手順で、ドラシャを組み込みます。
9、ショックのボルト・付属品を固定し、センターナットを締める
これも外した時と逆の手順なので、説明は省略します(笑)
・・・と、こんな感じです。
初めてやるときは思い付きが悪いのですが、やってみると案外簡単です。
今回の記事が、これから整備をやってみる方の参考になれば幸いです。
アディオス(`・ω・´)ゞ