別に、この洗い方を否定はしない。
ただ、ちょっと待て。
自分のリールの使い方から、洗い方を考えるんだ。
ベイトリールは、溜めた水に漬けて洗え!?
っていうのは、潮来の釣具屋のオヤジさんがYouTubeに挙げた動画で話題になった洗い方。
流水で洗っただけじゃ隅々に回った塩分を落としきれないから、バッカンに溜めた水に漬けて洗わないとダメだ!っていうやつね。
実際、塩分を確実に落とすにはこの方法が一番確実なんでしょうけど、
逆に、ギアのグリスが流出するリスクがあるっていう意見もあって、これもまた然りと思ったり。
かくいう私はというと、流水で洗うだけで、水に漬けてまでの洗浄はしていません。
じゃあ、なんで私が水に漬けて洗ってないかというと…
どぶ漬け洗いの前提条件をもう一度考える
YouTubeで、潮来のオヤジさんのライブ配信動画をよく見ているんですが、
ちょこちょこベイトリールの洗い方に関する質問が出るんですよね。
そこでも、やはり水に漬けた洗い方を推奨しているんですが…
その時の説明が気になってですね。
簡単に書くと…
「船で釣りしてて、ドッバーン!ドッバーーン!!って波を被ったら、リールのギアの中まで海水が入っちゃうでしょ?」
「水道の水で流しただけじゃ中まで水が入らないから、ギアに付いた塩分が取れないでしょ?」
「だから、水の中でリールをグルグルグルグル…って回して、ギアの中まで水を回して洗ってやる必要があるのよ」
ってさ。
………
……
…
俺、リールに波を被るような釣りしてないぞ…?
え、じゃあ、水に漬けこんでまでリール洗う必要ないんじゃない…?
って思ったので、ギアグリス流出のリスクを背負ってまで水に漬ける必要はないと判断して、流水で洗うようにしています。
おかっぱりで使った直後のリールの状態は…
参考までに、おかっぱりで使った後のリールの状態はこんなんだぞっていうのを。

ラインが常に通っているレベルワインド付近には、結構海水が付着してますね。

裏側も、見事に海水でびちょびちょ。
スプールの回転で、ラインに付いた海水が至る所に飛び散っているのが分かります。

個人的に一番気になったのは、スプール周り。
スプールだけならいいんですけど、スプールとボディの隙間にも海水が滴っている感じでした。
流水でも大丈夫そうですが、やはり何回かに1回はスプールシャフトへの注油が必要そうです。
ま、こんなもんですね。
リールを分解する技術は持ち合わせていないんで、ギアの内部までは確認できません。
洗い方は、個人の判断に任せます

確実に塩分を除去するのを選ぶか、
ギアグリス流出のリスクを避けるか、
この点については、実際にリールを使う人の判断に任せます(投げやり)。
ただ、盲目的にどぶ漬け洗いをせずに、
『自分のリールの使い方から洗い方を決めた方がいいよ』とは思いますんで、参考までに。
ちなみに、潮来のオヤジさんも
「おかっぱりでちょっと使ったくらいなら、流水で洗ったのでもいいけど、船に乗って…(略)」
って話してたので、こちらも参考までに。
※いつの放送かは忘れたぞ。
ま、人の話はよく聞けよってことで。
アディオス(`・ω・´)ゞ