この前、村田基氏のYouTubeを見ていて
「(´・∀・`)へーーーー」
ってなった話。
ワールドシャウラがレッドの理由
真っ赤なロッド、ワールドシャウラ。
初代はブルーだったけど、
その後レッドにモデルチェンジして、現行はスーパーレッドと呼ばれる鮮やかなレッドになってますね。
巷ではブルーモデルも人気で、再販を求む声もあるようですが、
じゃあ、なんでワールドシャウラは赤いのかというと…。
スコーピオンの系譜だからだよ
まあ、ご存じの方もかなりいると思いますが…
ワールドシャウラの前身は、スコーピオンシャウラというロッド。
つまり、ワールドシャウラもスコーピオンの系譜にあるんですな。
で、このスコーピオンのコンセプトとなった「さそり座」の中で一番明るい星が、
「アンタレス」
という赤く輝く星なんで、
そのカラーにあやかって、ワールドシャウラも赤色なんだそうな。
ちなみに、アンタレスはどんな星かというと…
高校以来の地学の知識を引っ張り出して、若干マニアックなお話を。
アンタレスは実は連星(実視連星)で、アンタレスAとアンタレスBがあるんですが、
・アンタレスA=主星、赤色
・アンタレスB=伴星、青白い
という特徴を持っています。
しかし、主星であるアンタレスA(1等星)が非常に巨大で明るいため、目視では、アンタレスAしか見えてません。
そのため、アンタレスは赤く輝く星に見えるんですね。
ちなみに、アンタレスAのスペクトル分類は「M1.5」、表面温度は約3,500K。
絶対等級は-5.28とかなり明るい星で、赤色巨星(赤色超巨星?)に分類されます。
HR図では、かなり右上に位置していた記憶があります(高校の授業の記憶)。
まあ、要は赤くて超巨大な星というわけです。
※目視では、真っ赤というよりも橙色に近い色味に見えるんですけどね。
じゃあ、ブルーのシャウラはナシなのか?
と、さそり座のアンタレスからインスパイアされて、現在のワールドシャウラも鮮やかなレッドになっているという話を書きましたが、
じゃあ、ブルーのシャウラはナシなのか?
と思ったのですが、これも一概にナシとは言えない気がしまして。
「シャウラ」も星の名前だから…
ワールドシャウラ(前身のスコーピオンシャウラも)の「シャウラ」なんですが、
これもさそり座の星(毒針の部分)の名前です。
じゃあ、このシャウラがどんな星かというと…
準巨星とか、変光星とかの特徴は置いておいて、注目すべきはその色。
表面温度は調べきれませんでしたが、スペクトル分類はB。
つまり、青白く輝く星なんですな。
じゃあ、ブルーのワールドシャウラもアリなんじゃない?
と思ったり思わなかったり。
まあ、どっちもカッコいいからいいか。
ワールドシャウラはレッドでもブルーでもいけるよね、ってことで。
…と、釣りに関係あるのか無いのか分からない小話でした。
何となく書きたかっただけですが、
私は、両方のカラーが入ったスコーピオンを大事に使います。
あと、これからの時期(夏)はさそり座が綺麗に見えるんで、
夜釣りの時などは、ついでにアンタレスを探してみては?
アディオス(`・ω・´)ゞ