ガイドが大きい、ネイティブトラウトロッド的な感じ。
後ろに振ります
離します
飛びます
を、体感できるロッド。
今回の使用タックルは
・ロッド:スコーピオン2600FF-5
・リール:ヴァンフォード(C3000HG)
・ライン:PE0.8号+ナイロンリーダー20lb
ラインは太目だけどご愛嬌。
まともな釣りをできなかったから、スコーピオン2600FF-5のインプレでも
起きはした。
ただ、寝ている子どもの様子が気になって、なかなか出かけられず…。
1時間くらいは釣りの時間を取れたので、近場でスコーピオンの試し投げに勤しむことに。
このロッドの印象を一言で言えば、ワンハンドキャストをズバズバ決めていくロッド。
そう感じさせたのが、リアグリップの長さ。
2600のリアグリップは、肘と手首の中心くらいにグリップエンドが来るくらいの長さで、かなり短い仕様になってます。
ベイトモデルの1581に近い印象かな。
なので、グリップエンドを左手で持ってのダブルハンドキャストはかなりやりにくい。
逆に、リアグリップの短さゆえに取り回しは良好で、いろんな角度からのシングルハンドキャストはかなりやりやすそう。
※できるかどうかは別として。
スコーピオン2600FF-5で色々投げてみよう
ということで、色んなリグを投げてみました。
投げ方は、先に書いたシングルハンドキャストがメイン。
①:ジグヘッド+ワーム
ワインド用ジグヘッド(2g)+1.5インチワーム
試し投げにわざわざ新しいジグヘッドを出すのも勿体無いので、たまたま捨てずにいたこのリグでテスト。
ロッドのキャストウェイトが2g~となっているので、全く問題なくキャストできる。
ワインドの動きに関しても、アジングロッドなどの張りがあるロッドに比べると、ロッドがアクションを吸収してしまうのは否めないけど、アクション自体は付いているので問題ないかな。
そして、ここで少し驚くべきは、PE0.8号+20lbのリーダーという、このリグに似つかわしくないラインセッティングでも軽量リグを普通に飛ばせたこと。
ここは、やはり大口径ガイドの恩恵を感じるポイント。
②:マイクロメタルジグ(3g&7g)
続きましては、メジャークラフト・ジグパラマイクロ(3g)
これに関しては、先のジグヘッドリグと同じ印象。
まあ、重さもほぼ一緒なんで当然か。
アクションのキレに関しては、やっぱり張りがあるロッドには負けるかな。
続いては、ドリームアップ・プチダッカー(7g)
これくらいの重さ(=キャストウェイト上限付近)が一番飛ばしやすいかも。
ロッドを振るんじゃなくて、ロッドを後ろに曲げて、ロッドの反発で飛ばすことを意識したら、力を入れなくても綺麗に飛んでくれる。
むしろ、ロッドを曲げてやることを意識してやらないと、飛距離は落ちます。
ダブルハンドで振りかぶって、ロッドを振る勢いで飛ばそうとしても、ロッドがしなやかすぎて上手く飛ばなかった。
③:トップ系(マイクロドン、レッドアイポップ)
まずは、デュオ・マイクロドン。
これがトップ系かどうかは置いておいて…
ある程度の重さもあるから普通に飛ぶけど、飛行姿勢は安定しづらいドン。
ピシっと勢いよく飛ばそうとしたら、横を向いてしまって綺麗に飛ばなかったドン。
だから、気持ちゆっくり目にロッドを後ろに振って、丁寧にキャストする必要があったドン。
あと、足場が高い場所ではロッドの短さが気になったドン。
ルアーを手元まで引いてきたら、アクションを付けにくく感じたドン。
続いて、ウォーターランド・レッドアイポップ
これは使いやすい。
空気抵抗はあるものの、キャストは問題なし。
ロッドのしなやかさもあるので、ポッピングもやりやすい。
ただ、ここでもロッドの短さは少し気になったかな。
足場が高い場所だと、ルアーが近づけば近づくほど、アクションを付けにくくなった。
④:ローリングベイト77
最後は、ローリングベイト77(15g)
キャスト表記の上限8gに対し、約2倍の重さのルアーを試しにキャスト。
まあ、投げられるのは投げられる。
ワンハンドで、気持ちゆっくり目にロッドを振ってやると、ロッドの反発で綺麗に飛んでくれるかな。
なんというか、
ロッドが動きたいように動かしてやると、ロッドが勝手にキャストしてくれる感覚。
ただ、メーカーの推奨ウェイトを越えてるし、若干無理してる感じはあるので、この辺のルアーを使うのは自己責任でよろしく。
ちなみに、旧赤モデルのワーシャ2650の紹介動画で、
1/2ozのジグヘッドに5インチのワームを付けて、思いっきりキャストできる
と語られているので、スコーピオンの0番でも、多少オーバーしても大丈夫かな、という予想。
※少なくとも、上限8gは多少超えても大丈夫そう。
※旧ワーシャの紹介動画。
(キャストウェイトを)「無視してくださぁい」のキレの良さに毎回笑ってしまう。
スコーピオン2600FF-5は、ワンハンドキャストの楽しさを教えてくれるロッドでした
キャストの時からよく曲がって、ロッドがルアーを自動的に飛ばしてくれる感覚。
早い話、
この動画のキャスティングの意味を、よーーーく実感させてくれるロッド。
ワンハンドキャストが楽しいことよ。
あと、ロッドの調子的には、ネイティブトラウトがメインの用途かな…?と思えるけど、
軽量ジグヘッドから、小型のシーバス用ルアーまで扱えるので、狙う魚の幅も広そう。
海で使うんだったら、メバルとかチヌ、シーバスまで視野に入るかな。
ただ、6フィートジャストという長さは、少々場所を選ぶので、その辺は適材適所でよろしく。
そして何より、
このコンパクトさは強いわ。
ロッドとバッグ(ルアーとリール入り)、あとはフローティングベストをトランクに放り込んで、気軽に釣りに行けるのが素敵。
久々にパックロッド使ったけど、装備が軽ければ軽いほど、釣りに行く足取りも軽くなるんで、このコンパクトさはやっぱりありがたい。
強度を考えたら2ピースがいいけど、
パックロッドが1本あれば、釣りの幅が広がる…かもね。
お金がある人は、旧ワーシャの2650か、現行の2750もアリだと思うけど、
6フィートジャストのスコーピオンもまたよろし。
アディオス