手放したのが惜しまれるロッドシリーズ。
なら手放すなよ、と。
ボーダレス370HH-TKのインプレを記憶の限り…
書いていこうと思います。
さて、どれくらい書けるかな…
ちなみに写真はほぼ無いので、文章ばかりになります。ご了承ください。
キャスティングの感覚は
とにかく、飛ぶ。
ただ、ルアーロッドよりもかなり柔らかいので、竿全体を曲げるキャスティングには慣れがいるかなと。
※すぐ慣れるけど。
私は主に軽めの天秤(5号~8号)を使ったちょい投げ釣りに使ってたんですが、
キャストウェイト上限の8号錘+ちょい投げ仕掛けだったら、余裕でフルキャストできました。
ルアーも、上限のウェイトをフルキャストできたんで、もうちょっと重いものまでキャストできたかも。
結構、懐の深いロッドに感じました。
ロッドの感度はいかほど?
至って良好。
というか、かなり良好。
キスのアタリや、仕掛けが海底をズルズル…と擦っている振動が、しっかりと伝わります。
それも、竿先がビクビクするだけじゃなくって、ちゃんと手元まで振動として伝わるため、アタリは取りやすいかと。
長くて柔らかめのロッドですが、感度については全く問題なし。
ルアーロッドとしての使い勝手は?
あんまりルアーを使ってないので、詳細は書けませんが…
ミノーやバイブレーションなど、巻いて誘うルアーは普通に使えるけど、
メタルジグをしゃくったりするのは苦手かな。
この辺、やっぱりボーダレスシリーズは磯竿がベースなんだな、と。
ジグをしゃくろうとしても、手元からロッドが曲がってしまって、しゃくりの力をロッドが吸収してしまうわけです。
ショアスロー系のゆっくりした動きはできるだろうけど、激しいアクションは苦手かな。
長さはメリットにもデメリットにもなる
私が持っていたのは、キャスティングシリーズでも最長モデルの、370HH-TK。
この3.7mという長さは、メリットにもデメリットにも。
・メリット:圧倒的な飛距離、足元の障害物をかわしやすい
・デメリット:取り回しが悪い、ロッドスタンドに立てた時に不安定になる。
まあ、これはボーダレスに限った話じゃないけど。
ただ、足元の障害物を避けられるっていうのは、メリットとして結構感じました。
取り回しに関しては、エサを付け替える時、ルアーを交換する時など、細々した場面で長さゆえの扱いづらさを感じます。
あと、思いっきりテイクバックしてキャストする時は、後ろにちょっと気を遣うかな。
まあ、本格的な磯竿に比べたら楽な方なんでしょうけど。
振り出しロッドの使い勝手は?
⇒持ち運びは楽だけど、手入れが面倒だった(個人的感想)
まず、持ち運びはすごく楽。
3.7mもあるのに、ケース内ではロッド1本分のスペースしか取らないし、
仕掛けを付けたまま竿を縮めて移動できるし。
ここは振り出しのメリットをすごく感じました。
ただし、手入れが少し面倒だったかな…
収納された節を1本ずつ出して洗ってやれば、マンションの風呂場でも洗えたんですけど、問題は乾燥させる時。
節ごとにタオルで拭いても、どうしても水分が残ってしまうんで、尻栓を開けて保管しておきたかったけど、
尻栓を開けてロッドを置いておける場所(=濡れてもいい保管場所)が無かった…。
部屋に置いたら奥さんの目が気になるし、ベランダに置くと倒れないか心配…
ちょっとしたことなんですけど、このせいで手入れが少し面倒だなー…と感じてました。
ちなみに、釣り場での使い勝手ですが、
ロッドにはガイドを真っすぐセットするためのガイドライン(白い線)が引かれてるんで、ロッドのセットはやりやすかったです。
あと、(さっきも書いたけど)持ち運び性はやっぱり高い。
仕掛けを付けたまま持ち歩けるのが最高。
気になったネガティブな部分は
良いロッドではあるんですけど、気になるポイントもちょこちょこと…
主にグリップ周りの話。
尻栓がチープ、かつ開けにくい
シマノさん、この値段のロッドに、この尻栓は無いぜ…
ボーダレスの尻栓は、プラスチック製でかなり安っぽい。
しかも、グリップエンドから奥まったところに尻栓があるから、コインなどを使わないと栓を開けられない。
おまけに、開けようとしたらねじ山にすぐ傷が入るという…。
お高いロッドなんだから、もうちょっと何とかならなかった?
グリップエンドが短い
磯竿としては普通の長さなんだろうけど…。
ボーダレス370HH-TKのグリップは、肘にグリップエンドが来るくらいの長さしかありません。
普段ルアーロッドばっかり使ってる私としては、もうリアグリップの少し長さが欲しかったかなぁ…と。
3.7mもの長さがあると、どうしてもバランスが先寄りになるんで、リーリング時にはグリップエンドを脇に抱えた方が楽だなーと思って。
根元のガイドが遠い
ボーダレスキャスティングモデルは、ガイドの数がかなり少ないです。
このおかげで遠距離射撃が可能になってるんですが、一番根元のガイドがちょっと遠いかなぁと感じました。
私はこのロッドにシマノの4000番かC5000番を合わせていたんですが、
この組み合わせだと、キャスティングの時に、ラインがロッドにペシペシ…と結構ぶつかります。
※リーリングの時も同様にぶつかります。
これって、飛距離に悪影響出てるんじゃない?と思ったり思わなかったり。
290、330、370、どの長さを選ぶべき?
私は370を選んだんですが、その理由は、
・どうせキャスティングモデルを買うんなら、一番飛距離に振ったモデルにしたかった。
・このロッドにしかない長さにしようと思った。
から。
どうせなら、ちょっとぶっ飛んだモデルが面白いよなーと。
一番長い370HH-TKって、他には無い、割と唯一無二なロッドだと思います。
釣りに行くと、
このシチュエーションだったら、ボーダレスが便利だろうなぁ…
と思うことがあるんで、手放したのは少し悔やまれるかな(苦笑)
※ボーダレスの釣行記事
気になる方は、ぜひ使ってみてください。
アディオス(`・ω・´)ゞ