ブルカレはいいぞ。
ということで、私が持っている番手である、ブルカレⅢ711の簡単なファーストインプレなど。
ブルーカレントⅢ 711とは?
2020年にモデルチェンジしたブルーカレントⅢ。
スピニングの番手には、
53・510・63・69・74・76Stream・711・82
という8モデルがラインナップされているけど、この中でも711は(恐らく)一番マニアックな番手ではないかと。
そんなブルカレⅢ711のカタログスペックを簡単に書くと、
・自重:81g
・ルアーウェイト:ジグヘッド0.5~7g、リグ2~11g
・適合ライン:PE0.2~0.6号
・カーボン含有率:91.6%
といったところ。
他社の同価格帯のロッドに比べて、カーボン含有率が少々低いように感じるけど、これがブルカレ特有のしなやかさを生み出してるんじゃないかなと考えているから個人的には無問題。
ブルーカレントⅢ711を買った理由
→1~10g程度のリグを遠投したかったから。
これはヤマガブランクスさんのHPに記載されている
「軽量ジグヘッド単体の遠投をコンセプトとするロングレングスモデル」
という謳い文句に見事に乗せられたのかもしれない。
というのも、ライトゲームロッドを買う時に、
近距離用の短いロッドと、10g程度のリグまで背負える遠投モデルの2本体制にしたい
と考えていたところ、目についたのがブルカレⅢ711というわけ。
軽めのリグ(ジグヘッド単体)を遠くに飛ばすとなると、キャロライナリグやフロートリグを使えばいいんだろうけど、
面倒だからヤダ。
だから、ジグ単でできるだけ遠投できそうな711をチョイス。
あと、10g程度のリグまで投げることができた小型メタルジグを使ったマイクロショアジギングなんかにも使えそうという、というのも理由だったりする。
ブルーカレントの特徴と、ブルカレⅢ711の使用感
それでは本題。
ブルーカレントの特徴や、711の使用感について、私なりに感じたことをいくつか。
ブルーカレントシリーズの特徴①:しなやかに曲がるブランク
私は今回買った711の他にも、過去にブルーカレントシリーズを使ったことがあるけど、
まず共通して感じるのは
「しなやかに良く曲がる」
という点。
これは、巷でもよく言われていることだけど、実際に使ってみて「正しくその通り」と感じたので、ブルカレを使ったことが無い人は、こういった類の口コミは信じても大丈夫だと思う。
ちなみに、しなやかに曲がると何が良いかというと、
ラインに常に一定のテンションがかかり続ける&魚の動きにロッドが追従してくれる
→魚をバラし辛い
ということが挙げられる。
ちなみに、しなやかに曲がる≠ダルンダルンだから、勘違いしないように。
ブルーカレントは、お店でロッド単体で振ってみると、どこかダルい印象を受けるけど、
ラインを通して、ルアーを投げるとあら不思議。
しなやかだけどシャキっとハリのある使い心地に驚かされるはず(私は驚かされた)。
ブルーカレントシリーズの特徴②:いろんな感度が良好
ブルーカレントの感度は良いです。
虫エサを使った釣りでは、魚がエサの端をガジガジするアタリまで明確な振動となって手元まで伝わるから、アタリは取りやすいと思う。
※711でちょい投げした時には、ハゼが虫エサをガジガジする振動がリールにまで伝わってきて少し驚いた。
※釣行 ブルーカレントⅢ711で、キス狙いのちょい投げをしよう→○○ばっかり釣れる
※釣行 ライトゲームロッド(ブルーカレントⅢ82)で、ちょい投げしたら面白んじゃね?
↑キスなんか釣ったら、ガンガンとアタリが来て楽しいよ。
また、711でジグ単の釣りをした時に驚いたのは、潮の流れに対する感度。
私は軽量リグの感度に関してかなり鈍感な方だけど、
そんな私でも驚かされるほど、ブルカレの潮の流れに対する感度は良好。
潮がもた~っと流れている感じとか、リグを潮に合わせて動かしているのか、流れに逆らって動かしているのか…などなど、ブルカレを使うことで、海の中の様子がより伝わるようになった。
ちなみに、この潮の流れに対する感度については、
別に持っているフィネッツァUXよりもブルカレの方が優れていると感じた。
まあ、ブルカレとフィネッツァUXとでは、お値段が2倍ほど違うから当たり前っちゃ当たり前だけど、この感度の差には結構驚かされたかな。
本題:ブルーカレントⅢ711、私ならこう使う
さて、ブルカレ全般の話が長くなったけど、
私が買ってみたブルーカレントⅢ711というロッド、このロッドの特徴や、私がどのような使い方をするかについて。
ブルーカレントⅢ711の特徴・使い勝手
前提として、ブルカレⅢ711も上に書いたブルカレの特徴を持ちつつも、ライトゲームロッドとしては少々力強い使い心地。
※「硬い」ではなく、「力強い」というのが大事。
キャストに関して言えば、「1gのジグヘッド+2インチのワーム」でも十分キャストできるけど、711のブランクが本領を発揮するのは、7g~のルアーかなという印象。
オーバーヘッドキャストで、ロッドのタメを使ってルアーを投げようと思ったら、7g程度は欲しいかなって感で、
逆に1g~の軽量ルアーを投げる時は、垂らしを短くしたキャスト(いわゆる「バス投げ」)をしたら、キャストがめちゃくちゃ楽しかった。
曲がったロッドの反発でキャストする感覚が病みつきになって、「あと1投したら帰ろう」が30分続いたくらい。
このあたりから考えると、
・軽量ジグヘッドを使った釣り(アジ・メバル狙い)
・5g~のメタルジグを使ったマイクロショアジギング
・メバル、チヌ用の小型プラグを使った釣り
に、幅広く使ってやろうかと画策中。
ブルーカレントⅢ711 私ならこの組み合わせで使う
続いて、ブルカレⅢ711に合わせるリールやラインについて。
まず、リールはC2000番。
2500番もアリだと思うけど、私は少々大きく感じたので、C2000番でいってみようかと。
続いてライン。
私の場合、PEラインをメインにする。
これには理由があって、
・ロッドがしなやかだから、伸びが少ないラインを合わせたい
→ナイロンラインだと、ロッドのしなやかさとラインの伸びが相まって、モゴモゴした使い心地になった
・ラインの強度が欲しい
→~10g程度のルアーまで扱いたいから、細くて強度のあるPEラインを使いたい。
といった点が挙げられる。
今のところPEライン0.6号+ナイロンリーダー7lbの組み合わせで使っているけど、PEラインの組み合わせが良好だなーと感じてます。
ブルーカレントシリーズはいいぞ
ここまでブルーカレントⅢ711やブルカレ全般のお話をしてきたけど、
ブルカレはいいぞ。
ちなみに、私が持っているブルカレⅢ711はマニアックな番手だと思うので、
オールマイティーな番手が欲しい人は74
パワー重視!って人は82
アジング特化型は510or63
あたりを検討してみるのもよろしいかと。
あと、先にも書いたけど、
ブルーカレントは、ロッド単体で振るのと実際にルアーをキャストするのとでは、印象がガラリと変わります。
なので、お店で触ってみて「ダルンダルンなロッドだな…」と感じても、実際に使ってみると予想以上のシャープさに驚かされる…かもね。
アレコレ書いたけど、現状で711をそこまで使い込めて無いんで、あんまり具体的な話はできなかったかもしれないけど、
少しでもブルカレを買おうか迷ってる人の参考になれば幸いです。
アディオス