塗らなくっても大丈夫だけど、塗った方が快適&安心。
そして、ロッドの寿命を延ばせる。
そんなお手入れグッズ。
ティクト・ジョイントワックスを買ってみた
では早速。
フェルールワックスと言ったりジョイントワックスと言ったりするけど、この商品名はジョイントワックス。
狙える効果としては
・ジョイント部分の保護(摩耗防止)
・ジョイントの固着防止
・ジョイントの緩み防止(すっぽ抜け帽子)
すっぽ抜けを防止できるだけじゃなくって、摩耗を防げるのも嬉しいね。
並継ぎ、逆並継ぎ、印籠継ぎなど、継ぎ方の種類を問わずに使用できますよ、と。
ワックスは、リップクリームほどの大きさで、
少しだけ出したワックスを、ロッドのジョイント部分に塗って使う感じかな。
触ってみると、思っていたよりも硬くて、まさにワックス(蝋)といった感じ。
ジョイントワックスを早速使ってみよう
今回塗ってみるのは、コルトスナイパーSS(S96M)
ちょっとしか使ってないけど、ジョイント部分は少々ガサガサな見た目。
ここにワックスを直接塗ってやると、コーティングのような効果でジョイント部分が守られるというわけか。
なるほどなるほど。
はい、完全に塗りすぎました。
ダメだコレ、厚塗りし過ぎた。
ちょっと拭き取らないと…
あ、うん。イイ感じイイ感じ。
ワックス独特の艶が出て、カーボンむき出しみたいな状態が改善された。
ジョイントワックスを塗った感想は
アホみたいな感想だけど、
ジョイントの抜き差しがヌルっとスムーズになった。
ジョイントワックスを塗る前は、ジョイントの差し終わりに「ザッザッ…ザ」という引っかかりがあったけど、ワックスを塗った後は、最後まで吸い込まれるように刺さるようになった。
ジョイント部分もより密着するようになったから、確かに緩みにくさも改善されてそう。
説明が難しいけど、
ワックスを塗る前
→ジョイント部分にわずかな凹凸があるから、「沢山の点」でジョイント部分が接していた。
ワックスを塗った後
→ワックスで凹凸が平らになって、ジョイント部分が面で接するようになった。
って感じ。
ジョイントワックスを塗る時の注意点
→薄塗りして、ワックスを指で馴染ませるのがコツ
ジョイントワックスは、決して厚塗りをするんじゃない。
こうなるから。
なので、ジョイントワックスを塗る時は、
ワックスを薄く塗る → 指で少し力を入れながらワックスを塗り広げる
ということに注意して、丁度いい厚さになるまで薄塗りを繰り返すのがイイと思う。
※指でワックスを塗り込むイメージね。
ジョイントワックスについての、余談的なもの
もう一つ、余談的な話として、
リーズナブルなロッドほど、ジョインとワックスを塗った方が良いと思った。
といのも、今まであんまり考えたことが無かったけど、
コルトスナイパーSSのジョイントと、
ワールドシャウラのジョイントを比べると、
ワールドシャウラの方が明らかにジョイント部分の引っ掛かりが少なかった。
まあ、値段が違うから当然っちゃ当然なんだけど、
こういう部分の精度にも差が出るもんなんだね。
どうしても、「ジョイント部分の精度の差=トラブルの起きやすさの差」になると思うから、
リーズナブルなロッド(≒ジョイント部分の精度が低いロッド)ほど、ジョイントワックスの効果が大きいし、ワックスを塗ってやった方が良いんだろうなと感じた。
※決して、コルトスナイパーのジョイントの精度が「粗悪な」わけじゃないからね。勘違いせられんのよ。
ということで、こちらのジョイントワックス、
1本700円ほどのお値段で、ロッド何本分も使えるから、
ロッドのトラブル防止、長寿命化のために、1本いかがでしょうか?
アディオス