釣りを始めたあの頃の気持ちに戻って。
釣りを始めて暫く経った今では当たり前に感じていることも、
釣りを始めた時にはどうしていいかわからなかった。
ということで、今回はリールに糸を巻く時の話。
深溝リールに細い糸を巻く時にはどうしたらいい…?
リールに糸を巻く長さって、大体100m~長くて300mじゃないかと思うけど、
糸巻き量がPE2号-300mのC5000番に、1号のPEラインを200m巻くにはどうしたらいい…?
ってならない?
なるよね。
私はなった。
PEラインをそのまま巻いたのでいいか?とも思ったけど、
どう考えても溝が余りまくるから、よろしくなさそう。
じゃあ、どうすりゃいいのさ、と。
深溝リールにラインを巻く方法:ナイロンラインで下巻きをする
深溝リールに、細めのラインを巻くにはどうしたらいいかというと、
ナイロンラインで下巻きをして、スプールの溝をかさ増しをしてやる。
こうすることで、巻きたいラインの太さに合わせてスプールの溝を調整して、
スプールエッジ付近までラインを巻くことができるよ。
リールの下巻きとは何ぞや?
深溝リールに、ナイロンラインを巻いて、溝の深さを調整してやること。
写真のような深溝スプール(写真はC3000番)にPEラインを巻く前に、
ある程度ナイロンラインを巻いて、溝の深さを調節してやる感じね。
ちなみに、
本線用のPEラインは下巻きのナイロンラインに接続して、下巻き用ラインに続いて巻き取ってやります。
※下巻きと本線は、電車結びで接続してます。
リールの下巻きの長さはどうやって計算したらいい?
→シマノの糸巻き量計算ツールが便利
シマノカスタマーセンターのサイトに、糸巻き量計算ツールのサイトがありまして、
①:ラインを巻きたいリールのカタログスペック(糸巻き量)を記入
②:巻きたいラインの種類と太さを記入
③:②で記載したラインの、巻きたい長さを記入
④:下巻きに使いたいラインの種類と太さを記入
⑤:必要な下巻き量が計算できる。
という流れ。
写真の計算だと、
PE2号-300mの(C5000番)に、PE1号を200m巻きたい
→ナイロンライン3号を166m巻いたら、ピッタリの糸巻きになる
という計算結果になるってこと。
ちなみに、
166mという長さは、ハンドル1回転あたりの巻き上げ量から計算したら、大体の長さが分かるので、こちらもご参考までに。
まあ、ここまで厳密にやるのもいいけど、
個人的には、
ここまでの計算が出た時点で、
スプールの2/3くらいまで下巻きしたのでいいのね。OK,OK.
くらいの感覚でやってます。
とはいえ、ラインをピッタリに巻く一番確実な方法は
→釣具屋さんで巻いてもらうこと。
糸巻き量の計算とか色々書いたけど、ラインを一番ピッタリに巻く方法は、
釣具屋さんでラインを買って、そのまま持ち込んだリールに巻いてもらうこと。
これが一番楽だし、間違いない。
かく言う私も、
・ネットで買うのと値段が変わらない
・綺麗に下巻きをしてくれる
・丁度いいテンションを掛けてラインを巻いてくれる
という点から、
「お店で買うメリットの方が大きい」
と思ってラインは釣具屋で買ってます。
だから、初心者の方ほど、釣具屋の実店舗でラインを購入して、そのまま巻いてもらうことをお勧めします。
余談:エコノマイザーというものがあったけど…
もう一つ、スプールの溝を浅くする方法として、
シマノには、エコノマイザーという、スプールを浅溝化させる部品がある。
いや、正確には部品が「あった」か。
この部品が適合するリールとしては、15ストラディックとか、15ツインパワーとか、16ストラディックCI4+とかが挙げられていて、
早い話が、ロングストロークスプールが採用される前のモデルにしか使えない。
シマノのサイトを確認した限り、18ステラ以降のロングストロークスプール用のエコノマイザーはラインナップされていないようだから、
ほとんどの現行モデルの糸巻き量を調整しようと思ったら、やっぱりナイロンラインで下巻きをするしかないんだろうね。
ということで、リールにラインを巻く時のお話でした。
少しは参考になったかな。
頼れるところは頼ろう。
アディオス