(高くて)何本もは買えないけど、
1本は持っておきたいロッド。
ワールドシャウラ。
改めて、自分が何故このクソ高ロッドを気に入っているのかを考え、己のロッドの嗜好を見つめ直したい。
ワールドシャウラを好んで使う理由は?
汎用性の高いブランク=「1」
ガイドがデカい=「4」
ワーシャだから=「5」
くらいの比率かな。
まあまあ、意味わからんとか言わないで。
順番に説明するからさ。
理由① ワールドシャウラのブランクが素晴らしい
癖のないテーパー。
よく曲がるけど力強い復元力。
キャスト後のブレが無い。
よく聞くフレーズだと思うけど、全くもってその通りなんだから困ったもんだ。
まあ、本当に癖が無くて使いやすい。
ザ・ルアーロッドの王道を行く、フリースタイルロッドの素敵なところ。
もしかしたら、
シーバス釣りではエクスセンスインフィニティに、
エギングではセフィアエクスチューンに、
トラウト釣りではカーディフモンスターリミテッドに
それぞれ負けるかもしれない。
ただ、100点までとは言わなくても、どんな釣りでも高得点を出せるのがワーシャの凄いところ。
あと、チタンコーティングも綺麗だよね。
見た目に綺麗なだけじゃなくて、ブランクが軽く仕上がるのもGood。
※ただし、扱いには少々気を遣うけど。
理由②:ガイドが大きいのが素敵すぎる
個人的には、ブランク云々よりもガイドの方が重要。
ワーシャ(スコーピオンも)の唯一無二感は、ここにあると思ってる。
ぶっちゃけ、これ位のサイズのガイドが付いた2万円クラスのロッドがあったら、ワーシャは買ってないかもしれない。
それくらい重要なポイント。
というのも、ガイドが大きいと、太いラインを使えるじゃない?
例えばシーバスを釣ってみたいってなった時。
基本はPEラインの1号前後を使うけど、
ある時は根の荒いサーフでPEラインの2号を使いたくなるし、
またある時は、太めのナイロンラインを直結にして、簡単な投げ仕掛けを使ったエサ釣りをしてみたくなる。
そういう、ユーザーの「これやってみたい!」に臨機応変に対応できるのが、大きいガイドのメリットであり、ワーシャの良いところであると思ってる。
ガイドの大きさの是非とか、ロッドの重量バランスとか、ロッドの強度の問題とか、小さいガイドや適合ラインに関していろんな意見や制約があるのは重々承知なんだけど、
やっぱり、太いラインを「使える」のと「使えない」の違いはかなり大きい。
太いライン「も」使えるから、ユーザーが好きなようにロッドを使える。
1本のロッドで対応出来る釣りの幅が広がる。
これが、ワーシャが「フリースタイル」と称される一番の所以なんだろうな、と。
理由③:ワールドシャウラだから
一番の理由はココ。
もう、ワールドシャウラはワールドシャウラだからいいんだよ(哲学)
釣り具って、ミドルクラスのロッドとリールがあれば、十分な性能があるやん?
でも、釣りって漁じゃなくて趣味やん?
となると、道具にも「魚を獲る」以上の何かを求めたくなるやん?
デザインとか、ブランドとか、ストーリーとか、必要以上の性能とか。
ワールドシャウラって、そういう部分の満足度もすっげぇ高いの。
「ワーシャ使ってんなぁ」
っていうだけで満足だし楽しいの。
もう、釣り具に心を奪われたちょっと気持ち悪い人なの。
もう少しかみ砕いて言えば、
車って、移動することだけを考えたらホンダ・フィットがあれば事足りるけど、
人によってはメルセデスやBMW、レクサスとか、いわゆる「高級車」を買ったりするわけやん?
そういう人達って、細かい性能云々はもちろん、高級車に乗る満足感みたいなものを求めてるし、そこに金を出す価値があると考えるから、高いコストをかけてでも買ってると思うんだわ。
※悪口でも妬みでもないぞ。
私がワーシャを使う理由は、それの釣り具版です。
自分でも気持ち悪いけど、
「高いけど、奮発して買って良かった」
と思えるロッドが、ワールドシャウラでした。
ワールドシャウラは、ハマる人はとことんハマるから要注意
自分のことを振り返ると、自分が気持ち悪い人種だということがよくわかった。
けど、ワールドシャウラって、それほど魅力のあるロッドなのよ。
人によっては、ワールドシャウラの沼にどっぷりハマって、複数の番手を買いまくってる人もいるようだけど、
幸い私はその域に達してないのが救いかな。
ワーシャ沼に片足を突っ込むのは、幸せへの第一歩か、破滅への第一歩か…。
とりあえず私は、2832RS-2があれば満足してるので、海釣りの汎用番手を探している人はご検討あれ。
アディオス