CVTのフィット V.S. ATのアクセラ
ファイ!
奥さんがフィットを購入したわけですが
フィットももちろん良いけど、
運転した印象は、アクセラの方が好み。
その一因になっているのが、CVTとATの違い。
CVTってこんなにもっさりしてたっけ…?
発進・加速で、アクセルON→駆動伝達までにラグがあるから、ATに慣れた身としては、自分の意識と実際の走りにギャップが…。
これが、結構地味なストレス。
【追記】
フィットのCVTフルードを交換したら、フィーリングはかなり改善しました。
それでもまあ、マツダのATの方が好みっちゃ好み。
マツダのATはよく出来てるってことを、改めて実感
マツダが、スカイアクティブテクノロジーと称して、プラットフォームを一新したときに、
マツダがドライブトレインとして生み出したのが、スカイアクティブ・ドライブと呼ばれる多段式(6速)AT。
アクセラに乗換えるまでは、MT車しか乗ったことが無かったので、
「所詮はATよ」
なんて、舐めたことを思っていたけど、
最近、CVTと乗り比べて、
これ、ATだけどかなりダイレクト感が強いぞ
ってことを実感できたわけです。
それもそのはず、よくよく調べてみると、スカイアクティブ・ドライブって普通のステップATとはかなり違ってたみたいで、
アクセラに乗り換えて2年半にして改めて驚きました。
マツダのATは、湿式多板クラッチでのロックアップ状態を基本にしている
…らしいぞ(なんだそれ)。
今回調べるまで勘違いしてたんですけど、マツダのATって、ATフルードを通しての動力伝達じゃないんですね。
クラッチ(多板クラッチ)を機械的に繋いでエンジンの動力を伝える方式を採用していて、
なおかつロックアップ(クラッチ直結)状態が長いから、MTみたいなダイレクト感のあるドライブフィーリングを楽しめるというわけ。
それを聞いたら、アクセルを踏み増した時の加速感とか、MTモードでのシフトチェンジの素早さとかに合点がいくな。
ちなみに、ちょっと踏み増しただけじゃキックダウンしないのも、マツダが味付けとして狙ったことらしい。
エンジンのトルクで加速する感覚を味わってほしいとか。
これはまあ…いいんだけど、
1,500ccのアクセラじゃあ、加速するだけのトルクを得られないことが多々あるから、
もう少しキビキビ走るようにしてくれた方が有難かった…かな。
※1,500rpm以下まで回転が落ちた状態で踏み込んでも、トルクが細すぎて加速しないんでね…
駆動系は各自動車メーカーでの工夫が見られて面白いポイント
と、今回は「マツダってすげぇなー」と思った話だったんですが、
CVTも別に悪いわけではなくて。
燃費効率なんかはCVTが有利でしょうし、
燃費以外の点でも、使いようによっては多様なな可能性を感じる機械だと思います。
例えば、スバルはCVTを突き詰めていて、300馬力・トルク40kgf/mを受け止めるCVTなんかを作ったりしてますし、
トヨタ車では、CVTで常にパワーバンドを維持するラリーカー(ヴィッツ)が作られてたりしますし。
※トヨタが直接作ったわけじゃないですけど。
こういう、各メーカーの拘りとか新しい発想から、画期的な機構が生まれると、
車バカのユーザーからしたら非常に面白い限りだと思うわけです。
まあ、それにしても、改めてマツダ車って良いわ。
人馬一体とはよく言ったものよ。
アディオス(`・ω・´)ゞ