といことで、
ベイトリールにPEラインを巻くのが不安な人向けのお話です。
実際にPEラインを巻いてみたんですが、
ナイロンやフロロよりも、PEラインの方がバックラッシュを直しやすいよ。
では早速…
最初に→PEラインの場合、スプールを指で押さえてスプール(ハンドル)を回すのはNG
バックラッシュの解き方として有名なのは、
引っ掛かるまでラインを引っ張る
→スプールを指で押さえながら、スプール(ハンドル)を回す
→再度ラインを引っ張る
→以下同文
という方法ではないかと。
この方法は、ナイロンやフロロカーボンでは有効な方法だと思いますが、
PEラインの場合、この方法はお勧めしません。
というか、私はこの方法をとらないようにしています。
なぜか?
スプールに絡まったPEラインが、ラインの隙間にどんどん噛みこんでしまうから。
PEラインは一度噛みこんでしまうと余計に解くのが難しくなるため、
なるべく、ラインを押さえつけたり締め付けたりするような力を加えないようにしています。
まず、ここが注意点ね。
バックラッシュしたPEラインの直し方①:軽度のバックラッシュ
まずは軽度のものから。
具体的には、
ブレーキが弱すぎる
→スプールがオーバーランする
→軽くふけたラインが引っかかる
→ラインの放出が止まっても、スプールの回転が止まらない
→放出されたラインが、再度スプールに巻き取られる
というパターン。
※文字だと分かりにくいな…。
これは、単にラインを引っ張ったら解けます。
パッと見、イヤーな感じがするバックラッシュですが、ラインを引っ張れば解けました。
経験上、カックン!とラインが詰まった後にスプールが回転し続けるパターンの場合は、
ラインを引っ張ると(大抵)簡単に解けます。
回転に巻き込まれたラインを引っ張るとスルスルと解けますし、
きっかけになった引っ掛かり部分も、ちょっと強めに引っ張れば(大抵)外れます。
ちなみに、オーバーランしたスプールがラインを巻き込んでいるため、
通常の回転方向とは逆方向にラインが解けたりもするんだな、これが。
バックラを起こしても回転が続くパターンでは、恐らく、ラインが詰まった後に回転方向に力が逃げるから、絡まったラインが強く噛みこんでいないんでしょうね。
なので、このパターンの場合は、あまり焦る必要はありません。
落ち着いて対処しましょう。
バックラッシュしたPEラインの直し方②:しっかり噛みこんだバックラッシュ
続いては、ちょっと嫌なパターン。
バックラッシュを起こして、そのままカックン!とスプールの回転が止まってしまうパターン。
これは、下手したら高切れに繋がるんで、非常に嫌なパターンですよね…。
とはいえ、私の経験上、こういうバックラッシュも結構簡単に解けます。
写真の場合だと、赤○部分にバックラッシュの元凶があるんですが、
単純に、このライン付近のほつれを解いてやると、結構あっさり解消します。
指先でラインをほぐしてやって、
あとは、ラインを引っ張ってやればOK。
写真ではまだ絡まっているように見えますが、このままラインを引っ張るとすんなり解けました。
PEラインの場合、ラインが軽くてフワフワしてるんで、
ラインが少しでも絡まると、一撃でラインの放出が止まります。
それゆえに、絡まった場所が1ヶ所で済むんで、解くのは意外と簡単なんですわ。
ただし、PEラインのバックラッシュを直す時の注意点もあるよ
簡単にバックラッシュの直し方を書きましたが、注意点を一つだけ。
それは、
極力、爪や尖ったものでラインを解かないこと。
なぜかというと、
ラインを簡単に傷めてしまうから。
※写真は、実際に傷を入れてしまったライン。
PEラインは擦れに弱いので、爪や尖ったもので何度も摘まんでいると、
ラインに傷が入ったり、ラインがほつれたりします。
こうなってしまうと、傷ついた部分のライン強度が一気に下がってしまうため、
ラインブレイクの原因となります。
ですので、尖ったものでラインを摘まむのは、極力避けましょう。
PEラインのバックラッシュは、そこまで怖がらなくても大丈夫…かな
PEラインは、バックラッシュしたら修復不可能だ…
と、思っていましたが、
実際に使ってみると、むしろバックラッシュは解きやすくて、思ったよりも快適な使い心地でした。
ただ、高切れには注意が必要なんで、まだまだキャスティングの鍛錬は必要かな、と
ちなみに私は、
ベイトフィネス用のアルファスエアと、
遠投用のエクスセンスDCSSに、PEラインを巻いています。
どちらも快適な使い心地で、投げていて楽しいぞ。
アディオス(`・ω・´)ゞ