予算があるなら、18ディアルーナがお勧め。
お店で両方触ってみて、18ディアルーナオーナー目線で思うことがあったので、参考までに。
ちなみに、ろくに魚も釣れていないので、使い勝手上での話ね。
エンカウンターとかいう、高コスパロッド
2019年に登場して、なかなかのインパクトがあった、エンカウンター。
豊富な番手のラインナップ
渋めなデザイン
しっかりしたブランク
18ディアルーナと数グラムしか違わない軽量設計
そして、お値段アンダー2万円
実際にS96MHを使ってみても、
「もうこれでいいじゃん」
と思えるほどいいロッドで、お値段を考えるとまさに高コスパといったところ。
ところがどっこい、今は紆余曲折あって18ディアルーナ(S96ML)を使っているわけですが、
ディアルーナを使い始めてからお店でエンカウンターを触ってみると、
「結構違うやん…」
と思ったので、そこからどっちがお勧めかということを考えます。
18ディアルーナと19エンカウンターを持ち比べて感じた違いは
→ロッドの重量バランス
簡単に言えば、エンカウンターの方が先重り感が強かったってこと。
18ディアルーナの方が、重心が手元に近くて、なおかつ、手元から先端まで芯が通ったようにシャキっとしているのに比べて、
19エンカウンターはなんか全体的に重さが分散している感じ。
HONDAのCB400SFとKawasakiのZRXの重量バランスの違いみたいな感じと言えば分かるでしょう。分かるよね。
※筆者は元ZRX-Ⅱオーナーだから、ZRXをディスっているわけじゃないよ。
で、この重量バランスの違いは、ロングロッド(9.6フィート以上)になるほど、そして、強いロッドになるほど顕著で、
S96MとかS100Mでは、結構な違いを感じられた。
カタログ上では、
・18ディアルーナ(S96M)→141g
・19エンカウンター(S96M)→145g
と、たった5gしか変わらないのに、実際に持ってみると重さの感じ方が全然違ったのはかなり興味深かった。
これは、使われているカーボンシートの違い、スパイラルXが使われたブランクの製法・設計の違い、ロッドのコーティングの違い…等々、いろんな理由があるんだろうけど、
なんせ、18ディアルーナの方がシャキッとしてます(迫真)
18ディアルーナと19エンカウンター、どっちがお勧めなのか
→完全に予算で選んだのでOK
元も子も無いけど、これで良いと思う。
・ロッドに2万出せる→18ディアルーナ
・ロッドに2万は勘弁→19エンカウンター
これでOK。
というのも、先に書いた重量バランスの違いっていうのは、あくまで相対的な話であって、
19エンカウンターを単独で使っても、特段不満は感じなかったから。
なので、
ロッドに2万はちょっと…っていう人が、無理してまで18ディアルーナを買う必要は無いのかな、と思うわけです。
逆に、ロッドに2万出せるっていう人は、もう18ディアルーナを買っちゃえよ。
両者には価格なりの差はあると思うし、
あとは、「やっぱりディアルーナ買えば良かったかな」って後悔する可能性もあるから。
18ディアルーナが候補に挙がっていて、予算内に収まっている時点で、迷わず18ディアルーナにGo。
ロッド選びは、カタログスペックに惑わされるな
ということで、二つのロッドは予算で考えたのでOKという持論を展開したわけですが、
もう一つ、ここで伝えたかったことが、
「カタログスペックに惑わされるな」ってこと。
繰り返しになるけど、18ディアルーナと19エンカウンターのカタログ上の重量差は5g前後。
でも、実際に持ってみると重量バランスが思ったよりも違っていて、価格なりの違いを感じることになった。
あとは、エンカウンターのインプレでも書いたけど、
※【1stインプレ】エンカウンター(S96MH)は、ショアジギングロッドとしてお勧めできる?
〇gまでキャストできるから、ショアジギングにも使える!
みたいな話も鵜吞みにしないように注意した方がよろしいかと。
キャストウェイトなんか、ロッドの性格を表す一つの基準でしかないし、
それだけを切り取って「○○にも使える!」と判断するのも如何なものなのかねぇ。
何にせよ、ロッドを選ぶ時はカタログスペックだけで判断するのではなく、
実店舗で触って選ぶことをお勧めしますよ。
これは、ロッドを買って売って…をアホみたいに繰り返した私からの小さなアドバイスです。
ただ、間違いなく言えるのは、ディアルーナもエンカウンターも、良いロッドだ。
アディオス。